Clover2開発日誌

Clover2というJavaのように静的な型を持つRubyのようなコンパイラ+仮想マシンの開発日誌です。LLVMでJITもします。https://github.com/ab25cqにて開発しています。

JITの高速化の続き

現在./configure --with-jitは動きません。

 

ローカル変数が定数として扱われていたため最適化がかかりfor文などが動かなかったバグがありましたが、修正しています。

ローカル変数はマシーンスタックに確保するようにしました。

 

LLVMって最適化が凄くて出力するコードが生き物みたいです。

作者って天才って言っても、いいんじゃないでしょうか。

兎に角Linux並に衝撃があるソフトウェアだと思います。

コンピュータの歴史を変えたと思います。

凄いなぁ、、、。

JITの高速化の続き

現在./configure の--with-jitは有効じゃありません。

 

とりあえず、今回の収穫はLLVMでのグローバル変数のアクセスの仕方がわかったことと、構造体のフィールドのアクセスの仕方がわかったことです。

 

高速化は順調です。だいぶ速くなると思います。6月末まではちょっとむずかしいかもしれません。7月末までには完成させたいと思います。とりあえず、VMのスタックにアクセスしていないため生成コードが劇的に少なくなっています。かなり高速化は期待できそうです。もし可能であればコンパイル時にJITコンパイルもしてしまうかもしれません。そうすれば、さらに速くなるでしょう。あんまりするつもりはありませんが、、、。

まあ、完成が楽しみです。

JITのルーチンの書き直し中

現在JITは有効ではありません。--with-jitは./configureに付けないでください。

 

LLVM用のスタックを用意してLLVMの最適化がかかるように改造中です。今のところ、メソッドコールと一部の演算子、throwなどは動いてます。

一度書いたルーチンを流用してでの書き直しなので、そんなに時間はかからないと思います。のんびりと動かしていっています。

問題は速くなるかですが、なんとかして速度を出したいと思います。

 

最近Swiftの言語仕様をwikipediaで読みました。高機能で僕が自分の言語でしたいことは大抵してある感じです。インタラクティブにも動きますし。僕の言語の利点はmixin-layersですかね。後は正規表現ファーストクラスオブジェクトな点もちょっと違います。

速度的にはネイティコードを作るSwiftには絶対敵うわけもなく、僕の言語は多分RubyPythonより遅いと思います。GCかなぁ。mark&sweepでしかもコンパクションまでしているので、遅いと思います。原始的なGCのルーチンなので。また気が向いたらGCのルーチンも改良したいと思います。

速度さえJITで速くなれば、それなりに良い言語だと思います。JITが完成して速度が出るようになればSwiftを参考に幾つか改良点を施したいと思います。nullを代入するために型名の後に?を入れなければならないようにしたり、クラス外の関数を作れるようにしたり。そんなに難しくない変更なので、是非したいと思います。

LLVMのルーチンを書き直してます

高速化のためにLLVMJITのルーチンを書き直しています。

完全にフルスクラッチからではありませんが、スタックの値をVMのスタックではなくLLVMのスタックを用意して、そこの値を使っています。1+1など単純な計算は最適化されて2とされるでしょう。

今のままだと一度VMのスタックに1を書き込んで、もう一度1を2つ読み込んで足し算して2となっていましたから最適化の余地もありませんでした。

LLVMのスタックからVMのスタックへの値を反映させる関数などは完成しているので、後は大体道なりで書き直せそうです。

今月末か来月末には新しく高速化されたLLVMのルーチンが出来上がるでしょう。

大体僕は2回位書かないとまともなルーチンを書けない癖がありまして。1回目は手探りで、2回目で整理されるって感じですかね。みなさんもそうなのかもしれませんが。

6月末までには大体めどを付けておきます。お楽しみに。

まだだ、まだ終わらんよ。

やっぱり、放っておけなくて速度アップのための処理を書いています。

これで速くならなかったら、本当に諦めます。

 

処理の結果を毎回VMのスタックに書き込むのをやめて、LLVM用のスタックを用意して、そこに書き込むようにしています。

VMのスタックの値が必要になったら、LLVM用のスタックからVM用のスタックに値を更新するという方法を取ります。

それで速くなるはずです。たぶん。

この処理を書き終えたら、本当にのらプログラマーを引退します。

速くならなくても諦めます。

8月末で現職を退職するので、8月は有休があります。

その時1ヶ月暇になるので、処理を書き終えたいと思います。

凄く速くなったらいいなぁ、、、、。

とりあえず、今日書いた分では、この方法で1+3 == 4は動いています。

 

まだだ、まだ終わらんよ。

version 1.5リリース

JITが完成しています。メソッド名にjit指定はいりません。内部的に何回か呼ばれたメソッドはJITされます。

ただし、速度の向上は微妙に速くなった程度です。あまり期待しないでください。

 

さて、やけ酒飲んで。明日からまた仕事に備えるか。

まあ、僕の冒険もここまでですかね。後は拡張ライブラリを作れるようにします。ソケットクラスでも誰か書いてください。

僕は後は知りません。

 

フィナーレのBGMはThe BeatlesWhite Album」でした。

JITいらないです。

--with-optimizeの方が重要です。--with-debugだと17秒かかる処理が--with-optimizeで3秒程度になります。この処理の場合、とりあえず、JITしても速度は変わりません。ループ以外のところだと逆に実行時のコンパイルに時間がかかり遅くなります。

ループで非常に重い処理をする場合だけ必要になるかもしれません。なんだったんだ。僕の3ヶ月は。

Javaのようにメソッド単位で何度も呼ばれるメソッドだけJITするようにするのが良いかもしれませんね。それだと意味あるかもしれませんね、、、。

早速そうしてみます。

 

とりあえず、今日はコンパイル時にLLVMのIRを出力する改造をしてみたりしましたが、結局ロード時の処理がよくわからないエラーで頓挫してます。出力されたIRソースファイルが1万行とか超えていたので、逆に遅くなりそうでしたし。

 

とりあえず、今から数回呼ばれたメソッドのみコンパイルするように、処理を施してみます。前述の処理が速くなればいいんですが、多分変わらないでしょうね。JITされても大して速くなってないんですよね、、、ほんと微妙に速くなったかな程度で、、、、うーん、がくり。

まあ、僕の冒険もこれで終わりです。後は拡張ライブラリを作れるようにしてソケットクラスを作ったら終わりです。

後はフォークするなり、何してもいいです。GPL縛りがあるので、それは守ってくだされば、どうされても結構です。オープンソースなのでLLVMの処理の参考になったりするでしょうし。

ああ、そろそろ、バージョン上げないといけないですね。1.5として今日リリースします。今日は残念記念としてやけ酒飲みます。がくり。

 

ただ、もう少しJITの仕方を工夫してみます。まだだ、まだ終わらんよ。